舞台はイギリスのセント・アイヴスのビーチ。
本キャンペーンの背景となるのは、どこまでも続く白砂の海岸線、そして互いに溶け合い混然一体となった海と空。2020年春夏コレクションにふさわしい舞台として選ばれたのは、イギリスの海沿いに位置する街、セント・アイヴスです。
スタイリッシュな写真が、街の周辺に広がる海岸の雰囲気を伝え、コーンウォールの牧歌的な一面を垣間見せます。描かれるのは、若者3人が繰り広げる伸びやかで開放感あふれる夏の日々。セント・アイヴスの街およびその周辺地域が、この遊び心あふれるストーリーの背景に彩りを添えています。
写真家ブレット・ロイドが撮影を手掛けたビジュアルは、主人公たちが放つ溌剌としたエネルギーと対照的に柔らかで自然な色調によって構成されています。見る者を差し招くような紺碧の海、打ち寄せる波によって穏やかに均された砂浜、浜辺や遊歩道でふざけ合う若者たち。いつしか視線が海岸線の向こうへと吸い寄せられると、そこには波の打ち寄せる音と、上空を高く舞うかもめたちの姿。現代のオアシスにおいて、束の間、時が止まったかのような印象です。まさに、時を経ても魅力が色褪せることのないチャーチの靴を思わせる光景とも言えます。